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愛とお金の究極の選択を迫られる恋愛エンターテインメントショー『LOVE CATCHER Japan』が、12月16日からABEMAにて放送を開始。この番組は韓国の「CJ ENM」傘下の「Mnet」が制作した『ラブキャッチャー』の日本版で、日本での制作は「ABEMA」と吉本興業が共同で行っている。番組に参加する10人の男女は、自分の正体を隠しながらゲームに挑む。参加者たちの恋の行方、人間性、内面の葛藤、そして最後まで誰も予想ができない結末に注目が集まる。
参考:【写真】みさきは果たしてマネーキャッチャーだったのか?「一生の思い出だね」
今回は、旅の終着点が描かれる『LOVE CATCHER Japan』第8話(最終話)の見どころを解説する。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
いよいよ迎えた最終日。まず秘密の部屋に訪れたのはともきだ。ともき(水野友貴)といえば、やはり前回のみさき(谷岡美沙紀)とのキスが印象的だが「あの子は純粋だよ」とみさきをラブキャッチャーだと信じてやまない様子が伺える。一方、みさきは「お酒くらい狂わされるような8日間でした。ウイスキーの原液のような旅でしたね」とコメント。どちらかというと“狂わせる”側としての行動が目立っていた彼女だが、その真意もついにいよいよ第8話で明らかになるのだろう。
そして、前回ラブキャッチャーであることが明らかになったりょう(高崎凌)は「いままでのはつね(矢ヶ部初音)ちゃんをみていたら、どっちでも受け入れられる」と答える。この旅の序盤、そんなりょうを想い続けていたゆきのは、「彼の明るさだったりに救われてるなって」と今はあもんへと想いを向けていた。
ファイナルセレモニーでは、コインの入った箱を気になる異性に渡す。ただし、箱を開けられるのは両想いの人のみ。そこで互いの役割を認識することになる。
まずは、りょうがはつねのもとへ。「最初……2日目の朝。10人のなかで2人きりの時間を作ろうと思ってくれたのがはつねちゃんで、その相手が自分で」と初日の思い出を語り始めるりょう。
いまは懐かしき“テキーラパーティ”の翌日、勇気を振り絞ったはつねの行動が全ての始まりだった。彼は、7日目にはつねの正体が分かった時に、自分の気持ちがわかったと明かす。「いろんな好きを共有したい」という彼の言葉が、“ラブキャッチャー”のものであることを祈る。
続いて、みら(ヴァッツ美良)のもとにはなつき(東夏輝)が足を運ぶ。「伝えたいことがあって、なにから話せばいいのかわかんないけど…」「この先も一緒にいたいと思ってる」と言葉を紡ぐなつき。最終日の前日、若干関係性が拗れてしまったみらとなつきだが、ここまで過ごしてきた時間の長さが生んだ絆は無かったことにはならない。しかし、ここでみらの元にあもん(大倉亞門)もやってくる。あもんに想いを寄せる、ゆきの(海津雪乃)の隣での告白というのが、見ている身として心にくるものがある。
「俺はいつも強がってるけど、ほんまはめっちゃ弱い。でも、みんなも一緒で弱い部分を隠して強がってるのもこの旅でわかった」
そんなあもんの言葉に、1番頷きたかったのはまさにみら自身なのではないか。
一方、ともきはやはりみさきの元へ向かう。「みさきがストレートに日に日にずっと気持ちを伝えてくれるおかげで、日が経つごとにみさきのことが忘れられない存在になってました」「間違いなく、俺はこの旅のなかでみさきに恋をしたと思っています」とストレートに感情を伝えるともき。秘密の部屋で見た彼の恋愛へのアツい一面が、告白の言葉選びに表れていたようにも思う。
続いては、女子からの告白だ。ゆきのがあもんにコインを渡しにいく。「ずっと言いたかったけど、言えなくて。苦しくて……」「あもんくんの気持ちは知ってたけど、自分にとっての正直な気持ちを話せるのは幸せな気持ち。ありがとうって気持ちです」とゆきのは優しく微笑む。それでも、彼女はコインの入った箱を開けることができない。切なすぎるラストではあるが、あもんの想いはみらに向いているのだから。
そして、はつねがりょうのもとへ。「初日の晩ごはんの時に、りょうくんと話している時がすごく私にとって心地が良くて」とこれまでを振り返る。
そして、この後のはつねの言葉に鳥肌が立った視聴者もいたのではないだろうか。
「ずっと言えなかった言葉があって。今日からは、私のことを信じてください!」
同時にあけた箱の中身には、“ラブキャッチャー”と書かれたコインが。はつねはマネーキャッチャーから役割を変更していた。つまりはカップル成立、思わず画面を見ながらこちらも小さくガッツポーズをしたくなる。500万円よりも大切なものを見つけたはつねは、本物の“ラブキャッチャー”と言えるかもしれない。
続いては、みらがなつきのもとへ。みらがなつきを選んだ段階で、あもんはコインの箱を開けられないことになる。「なつきがいたからこの旅は、わたしにとってすごく楽しい旅になりました」とみらが言うと「同時に開ける?」となつきが応える。
そしてここで、衝撃の展開が。みらがマネーキャッチャー、なつきはラブキャッチャーだった。後出しのようになってしまうのだが、思えば女子の中で現状2人から想いを寄せられているのはみらだけだった。
厳しい言い方にはなるが、マネーキャッチャーのみらとしては自分を好いてくれる“ラブキャッチャー候補”の男性が多いことに損はなかったはず。そう思えば、どこか煮え切らないみらの“マネーキャッチャー”としての行動の辻褄は、ずっと合っていた。
「最初からラブだった?」「最後まですっごい悩んだ」とみらの言葉が切なく響く。そんな彼女に向けて「みらはマネーだったってことをどっかで分かってました。それでも、彼女のことを日に日に思う気持ちが強くなって。彼女のなかにある“何か”にかけて、最後まで信じ続けたので」となつきは言葉を残した。はつねとりょうのカップル成立から一転、あまりにも辛い展開だ。
そして最後は、今回の『LOVE CATCHER Japan』の中で、最も視聴者の心を揺さぶってきた人物でもあるみさきの告白。もちろん、向かう先は決まっている。我々が知りたいのはその先、彼女が「マネーキャッチャーかどうか」なのだ。
「私は、ともきと出会えてよかったなって思ってます。短かったし長かったけど、一生の思い出だね」
コインの箱を開ける。まず、ともきはラブキャッチャーだった。これまでの彼の発言からすると納得の結果だ。一方、みさきを示すコインに書かれた文字は……“マネーキャッチャー”。「私みたいな女にもう騙されないでね」と一言残し、その場を去ったみさきは、ともきの言葉で言えば“大女優”だったわけだ。
その後、カメラに向かって「私はあくまでゲームをしにきたので、後悔はないです」「ミッション成功、ですね。私は意志を貫き通しただけなんで」とコメントを残したみさき。
ともきはこの結果に「彼女の方が1枚も2枚も上手だったな」と苦い表情。この展開にスタジオからは、彼が元々マネーキャッチャーだったからこその発言だろうという声も上がった。ともきには“マネーキャッチャーのままでいる”という選択肢もあったはず。そこから役割を変えたのは、彼自身が「疑う疑わないじゃなくて気持ちが動いていた」からなのだろう。
しかし最後に、みさきに予想外の贈り物が。ともきからみさきへ、手紙が渡されたのだ。
「この先の2人のことを真剣に考えていきたいし、日本に帰ってもたくさんデートしたい」
手紙を読み終えたみさきの「間違えた」という涙ながらの言葉は、きっと本物だったのだろう。旅の終わり、メンバーはそれぞれに得たものを胸に抱き、日本への帰途についた。
最後にサプライズゲストとして、スタジオカップル成立となったはつねとりょうが登場。スタジオメンバーからの祝福を浴びながら、マネーキャッチャーとして目的を果たしたみらとみさきについても、コメントを残した。
“愛”か“金”か。究極の選択の果てに待ち受けていたのは、壮絶なドラマだった。10人の参加者の全員が、欲しい結果を得られたわけではない。この結末は、ある意味では現実を生きる上での、なによりの“リアル”なのだろう。
それでも欲しいものに手を伸ばし、自分の心と向き合う8日間は彼らにとって素晴らしい時間になったに違いない。叶うならば、「次の旅」の始まりもぜひ見届けたいところだ。
(すなくじら)
(出典 news.nicovideo.jp)
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