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【父娘のコラボブログ:K-POPとその周辺のお話・3】今回は、筆者がK-POPにドハマりしたきっかけともなった、K-POP業界を席巻したグループ「IZ*ONE(アイズワン)」についての話題を取り上げます。IZ*ONEは、日韓合同の女性アイドルグループで、韓国のオーディション番組「PRODUCE 48」を通じて選ばれた12人のメンバーで構成されていました。この「PRODUCE 48」はK-POPのオーディションにも関わらず日本のAKB48グループからオーディションで選ばれた39人が参加したことで話題となりました。そしてグループ名のIZ*ONEは、「12(IZ)人の星(*)が一つ(ONE)になった」という意味が込められています。素敵なグループ名ではありますが、アスタリスクが入った名前というのは珍しいのではないでしょうか。
●活動期間は2年半、カンちゃんを含め元メンバーは解散後も精力的に活動
活動期間は2018年10月29日から21年4月29日までの約2年半で、その間に多くのヒット曲を生み出し、アジア全域で大きな人気を博しました。そして解散は、元々オーディション時点で契約期間が決まっており、それが満了したためです。メンバーはそれぞれ異なる芸能事務所に所属しており、解散後も各メンバーは歌手、女優、モデルなど、さまざまな分野で活躍しています。
IZ*ONEの元メンバーであるカン・ヘウォン(通称「カンちゃん」)は、PRODUCE 48において最終順位8位でデビューメンバーに選ばれ、IZ*ONEとして活動をしました。そして解散後もさまざまな分野で活動を続けており、特に女優として活躍しています。カンちゃんは、いわゆるキレッキレのK-POPアーティストというわけではなく、ビジュアルとキャラクターが先行して人気が出たメンバーであり、筆者目線でいえば、彼女には歌やダンスよりも光る個性が突出していたと思っています。
PRODUCE 48での過程で印象に残っていることは、一度も経験したことがなかったラップにチャレンジして、見事グループバトルに勝利したことがあります。また、同じく練習生であったAKB48の佐藤美波との国境を超えた美しい友情が番組内でクローズアップされ、それを見て涙した視聴者も多かったのではないでしょうか。そして最終的にIZ*ONEメンバーになった際には、筆者としてはうれしかったと同時に「カンちゃんがK-POPグループとしてフォーメーションダンスできるのか?」と心配しましたが、蓋を開ければ無難にこなしていましたので安心したことを記憶しています。また、カンちゃんは日本のアニメなどが好きで、日本語が堪能なメンバーとしても知られており、ファンミーティングでも大部分は日本語でコミュニケーションを取るなど、ファンとしても通訳なしでの楽しいひとときを過ごすことができます。
今年のカンちゃんファンミーティングツアー「Hyem’s Diary」は2月にソウル、台北、東京の3都市に渡って開催されました。ツアーは、カンちゃんがファンと直接交流し、感謝の気持ちを伝えるためのイベントとのことです。一昨年にもファンミーティングがありましたが、今回は2年ぶりの開催となります。筆者はIZ*ONEからカンちゃん推しでしたので、2年前も今回も有無を言わせず参戦となりました。
東京でのイベントは、24年2月25日に「北とぴあホール」で開催されました。カンちゃんは現在女優さんをメインに活動しているため、歌やダンスのパフォーマンスの時間は少な目で、トークショーがメインのファンミーティングとなります。それでも、カンちゃんの近況や今後の活動の方向性を確認できるとともに、カンちゃんのキャラクターを再認識できる内容となっていました。ファンとしては、異国の地で活躍する推しメンの状況を知ることが難しくなりますので、適期的にファンミーティングを開催して元気な姿を見せてほしいところです。
今回筆者は、VIP席で観覧することができました。VIP席の特典としては、団体でのカンちゃんとの撮影ができることでした。また、お見送り会では、筆者の名前をハングルで書いた名札を首から下げて望んだところ、カンちゃんに読み上げてもらうことができ、もうそれで本望でした。また、団体撮影は20人と大人数が一緒だったので、なんか卒業写真を撮っているようなぎこちなさがあり、不思議な体験でした。
カンちゃんを含め、元IZ*ONEのメンバーたち12人は、解散後もそれぞれの道で精力的に活動しており、ファンにとっては嬉しい限りです。興味があるメンバーの詳細な活動については、さらに調べてみるのも良いでしょう。
●目覚ましい活躍はLE SSERAFIM
元IZ*ONEメンバーで目覚ましい活躍をしているのは、ウォニョンとユジンがメンバーのIVE、そしてチェウォンと宮脇咲良がメンバーのLE SSERAFIMでしょう。LE SSERAFIMは2月19日にサードミニアルバム「EASY」をリリースしました。筆者親子はリリースの時期に合わせて渡韓し、ポップアップカフェを訪れましたので報告します。場所はThe Hyundai Seoulというショッピングモールにあり、そこでミニアルバムを購入するとラキドロ(ランダムフォトカード)を1回することができ、飲み物とスイーツを注文するとポストカード、チェキ(これらもランダム)、コースター、スリーブがもらえました。筆者娘はチェウォンペンですが、今回はラッキーにも全てチェウォンを引き当てることができました。
今回の新曲「EASY」は、これまでのガールクラッシュ路線とは異なった、新しいコンセプトでリリースされましたので、今後のLE SSERAFIMの方向性が成功するかを占う重要な局面になります。LE SSERAFIMのメンバーたちが自信とともに抱える不安や悩みについて率直に語った作品ともいわれています。筆者目線としては、新しいタイプのダンスに目を持っていかれたこと、そして今回カズハがデビューして初めて前髪を作ったのが想像以上に似合っていたことが新しい発見になりました。
LE SSERAFIMは、今回のミニアルバムでグループ初めての米ビルボードのメインシングルチャート「Hot 100」にランキングされました。Hot 100は通称「全米チャート」と呼ばれるもので、いわば全米で最も流行っている楽曲になりますので、もはや韓国や日本だけの人気ではなくなっていることが証明されたといえるでしょう。また、今年はアメリカ最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ」にK-POPグループとして唯一出演が予定されており、さらなるグローバルな飛躍が期待されています。
●伝説的なK-POPグループとして歴史に刻まれる?
最近の元IZ*ONEのうれしいニュースといえば、リーダーだったウンビが、2024年秋に公開予定の日本の映画『スマホを落としただけなのに最終章』の主役に抜擢されたことです。まさかK-POPアイドルが日本の映画の主役になるとは驚きです。昨年、ウンビは「WATERBOMBの女神」という相性で注目されており、今後さらなる活躍が期待されています。なおWATERBOMBは韓国発のサマーミュージックフェスで、アーティストと観客がずぶ濡れになりながら楽しめるイベントです。その他のメンバーも日韓で活躍しており、将来は「この人はIZ*ONE出身だったのか」といわれるような伝説的なK-POPグループとして歴史に刻まれるのではないでしょうか。みなさんも元メンバーの今後に注目してみると、K-POPがさらに面白くなると思いますよ。(はとりーぬ&らいか)
(出典 news.nicovideo.jp)
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