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    タグ:韓国映画



    ジョンソク(ハングル: 이종석、이정석)は、朝鮮語圏内における人名である。 李鍾錫(이종석)- 日韓併合時代-韓国の独立運動家。1885年生、1953年没。 李丁錫(이정석)- 韓国の政治家。1917年生、1990年没。 李鍾奭 - 韓国の政治家・学者。1958年生。 ジョンソク (歌手)(이정석)-…
    857バイト (156 語) - 2021年4月9日 (金) 13:50



    (出典 www.wowkorea.jp)


    韓国映画は毎回スケールの大きな作品が多いですが、この映画も期待が高まりますね。キム・レウォンとイ・ジョンソクの演技力にも注目です。

     キム・レウォン、イ・ジョンソク、人気K‐POPボーイズグループ・ASTROのチャウヌが出演する映画『デシベル』より、体当たりのアクションシーンが詰まったフィーチャレット映像が解禁。キム・レウォン、イ・ジョンソクが撮影の裏側を語っている。

     本作は、韓国の大都会・釜山を舞台に、騒音反応型爆弾テロを起こす天才爆弾魔(イ・ジョンソク)と、その標的にされた元海軍副長(キム・レウォン)との攻防戦を描くサウンドパニックアクション。

     今回解禁されたフィーチャレット映像では、激しいアクションが見どころの本作の撮影の裏側を、主演のキム・レウォンやイ・ジョンソクが初めて明かしている。

     本作のキーアイテムとなるのが、音に反応する独自の爆弾・騒音反応型爆弾“サウンドボム”。監督のファン・イノは「騒音を感知すると時間が半減、そういう設定のほうが面白いかと」と話し、また「騒音が出やすい場所、爆弾が見つかりにくい場所、そういう観点で舞台となる場所を選びました」とロケ地を選んだ理由を明かし、その期待通り、音であふれた日常が一瞬にしてテロの恐怖に陥る状況を見事に作り出している。

     また本作で体を張ったアクションを演じたキム・レウォンは「波打つプールの中で芝居をやりました」と語り、本人が一番きつかったと明かしている大勢の人がいる中で水中に潜り爆弾を解除するシーンのメイキングを一部確認することができる。その他にもキム・レウォンはカーチェイスでは自らハンドルを握り、高層ビルから命綱1つで飛び降り、イ・ジョンソクとの肉弾戦を繰り広げるなど、演じた役そのままに命懸けで撮影に挑んだ。

     そしてアクションシーンがCG&スタントなしなら、当然爆破シーンもCGなしのリアルだ。「特殊効果や美術担当が完璧にセッティングし実際に爆発させました」と話す爆破シーンは、全員が度肝を抜かれたほどの激しい勢い。映像からは出演者が爆風を受けて吹っ飛ばされる様子なども確認でき、その迫力は凄まじい。

     さらに本作のもう1つのキーアイテムとなる“潜水艦”での撮影の様子も明かされ、外国の潜水艦を参考に作られたというセットは緻密かつ精巧であり、思わずキョロキョロと内部を見渡すチャウヌの姿も。潜水艦内での動きは実際に現役の艦長からレクチャーを受けるという徹底ぶりで撮影された。

     テロ犯という悪役で孤独な役作りと戦ったイ・ジョンソクは「テロ犯となると芝居の方向性がある程度限られてしまうので、新しい要素を足せるように努力しました」と話し続けて「監督や先輩方にアドバイスを求めました」と撮影を振り返っている。実際キム・レウォンや監督と積極的に会話を重ねながら役を作り上げていくイ・ジョンソクの姿も見ることができる。また苦手だと話すアクションシーンにも苦戦しながら挑み、完璧にこなした。

     そしてファン・イノ監督はチャウヌについても言及し「チャウヌさんのシーンは全部難しいです。でも短い時間で完璧にやり遂げてくれました」と称賛するほど、チャウヌは本作で観る人を惹きつける魅力的な演技を披露している。

     映画『デシベル』は、11月10日より全国公開。

    映画『デシベル』の撮影の様子 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【キム・レウォン&イ・ジョンソクが語る『デシベル』撮影の舞台裏!】の続きを読む



    韓国映画(かんこくえいが)は、韓国国籍を持つ者または韓国の法人によって製作された映画で、ほとんどの場合、韓国人の映画スタッフと俳優で構成され、主に韓国国内の映画館などで公開される映画を指す。 日本統治時代の映画については日本映画#朝鮮を参照のこと。 1970年代後半の韓国
    30キロバイト (1,798 語) - 2023年9月1日 (金) 16:28



    (出典 kanpen.asia)


    韓国映画の魅力を存分に味わえる「第9回大阪韓国映画祭」、楽しみですね!この機会に、韓国映画の新たな魅力を発見したいと思います!

    日本初公開作品など、2022~23年公開の最新韓国映画6作品を上映

    駐大阪韓国文化院(院長 鄭泰九)が主催する日本最大規模の韓国映画祭「第9回大阪韓国映画祭」が、23日より開幕します。


    「第9回大阪韓国映画祭」公式ポスター

    今年で9周年を迎えた大阪韓国映画祭は、11月23日(木)から26日(日)まで、日本初公開作品を含む最新の韓国映画6作品を上映します。先月10日に上映作品が公開された後、全国から約6,500件の応募があり、全上映会が定員を超えるなど注目を浴びています。


    オープニング作品は、第27回釜山国際映画祭(BIFF)の招待作であるキム・ミンジュ監督の『京都から届いた手紙』です。釜山の影島(ヨンド)を背景にした作品で、母の過去を知り変わりつつある三姉妹の物語を描いています。


    この他にも、イ・サンジン監督作『窓の外は冬』、イ・イルヒョン監督作『復讐の記憶』、キム・ジュファン監督作『モンムンイ』、イ・ウォンソク監督作『キリング・ロマンス』、キム・ヒジョン監督作『どこへ行きたいのですか』など、韓国で2022~23年に公開された最新映画6作品が上映されます。


    「第9回大阪韓国映画祭」上映作(全6作品)

    「第9回大阪韓国映画祭」の鑑賞申込方法など詳細は公式サイト(http://osakakorea.com/okff2023/)でご覧いただけます。応募締切は11月5日(日)まで。鑑賞無料。事前申込・抽選制。


    ■開催概要

    ●名称:第9回大阪韓国映画祭

    ●会期:2023.11.23(木・祝)~26(日)

    ●会場:ナレッジシアター(グランフロント大阪 北館 4F)

    ●主催:駐大阪韓国文化院

    ●公式HP

      第9回大阪韓国映画祭 http://osakakorea.com/okff2023/

    ■上映作品

    『モンムンイ』

    2022年・113分・日本語字幕・멍뭉이(原題)

    監督 キム・ジュファン

    出演 ユ・ヨンソク、チャ・テヒョン ほか

    (C) 2023. Yworks Entertainment Co.,Ltd. All rights reserved.

    『キリング・ロマンス』

    2021年・107分・日本語字幕・킬링 로맨스 (原題)

    監督 イ・ウォンソク

    出演 イ・ハニ、イ・ソンギュン、コンミョン ほか

    (C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

    『どこへ行きたいのですか』

    2023年・104分・日本語字幕・어디로 가고 싶으신가요(原題)

    監督 キム・ヒジョン

    出演 パク・ハソン、キム・ナムヒ ほか

    (C) 2023 NK CONTENTS. InventStone Corp. All Rights Reserved

    『京都から届いた手紙』

    2022年・102分・日本語字幕・교토에서 온 편지 (原題)

    監督 キム・ミンジュ

    出演 ハン・ソナ、チャ・ミギョン、ハン・チェア ほか

    (C) 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED

    『窓の外は冬』

    2020年・104分・日本語字幕・창밖은 겨울(原題)

    監督 イ・サンジン

    出演 ハン・ソナ、クァク・ミンギュ ほか 

    (C) 2022 KIRIKIRI FILM ALL RIGHTS RESERVED

    『復讐の記憶』

    2022年・128分・日本語字幕・리멤버(原題)

    監督 イ・イルヒョン

    出演 イ・ソンミン、ナム・ジュヒョク ほか

    (C)2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & MOONLIGHT FILM ALL RIGHTS RESERVED.

    配信元企業:駐大阪韓国文化院



    (出典 news.nicovideo.jp)

    【「第9回大阪韓国映画祭」が開催!注目の最新韓国映画6作品が豪華上映決定!】の続きを読む



    キムレウォン (김래원, 1981年3月19日 - ) は、韓国の俳優。韓国江原道江陵市生まれ。 所属プロダクションは韓国ブルードラゴン社であったが2008年初旬を以って移籍。現在、中央大学演劇映画科在学中。 1996年、MBC青少年ドラマ「私」にてデビュー。2003年のMBCドラマ、『屋根部屋のネコ』で人気俳優の仲間入り。…
    6キロバイト (562 語) - 2023年9月9日 (土) 18:25



    (出典 ekr.chosunonline.com)


    「デシベル」の衣装展、見逃せませんね!キム・レウォンやイ・ジョンソクの衣装が一挙に見られるなんて贅沢ですよね。

    映画『デシベル』の衣装展示が11月10日(金)から東京・新宿バルト9と大阪・Tジョイ梅田で開催されることがわかった。

    『デシベル』は、韓国・釜山を舞台に、騒音反応型爆弾テロを起こす爆弾魔と標的にされた元海軍副長の攻防を描いたパニックアクション映画。キム・レウォンが元海軍副長カン・ドヨンを演じるほか、爆弾魔役でイ・ジョンソク(『THE WITCH 魔女 増殖』『V.I.P. 修羅の獣たち』)が共演。チョン・サンフン、パク・ビョンウン、チャウヌ(ASTRO)、イ・ミンギ(特別出演)らがキャストに名を連ねている。メガホンをとったのは、『その怪物』のファン・イノ監督。

    映画『デシベル』キム・レウォン (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    映画『デシベル』キム・レウォン (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    大都市・釜山で、ある一軒家で起こった爆破事件のニュースを目にした元海軍副長カン・ドヨンに、一本の電話がかかってきた。それは、「次のターゲットは、サッカースタジアムだ。通報したり観客を避難させたら爆発する」とのテロリストからの脅迫だった。仕掛けられたのは、騒音が一定のデシベルを超えると制限時間が半減する特殊爆弾だ。ドヨンは事態を把握する間もなく、5万人の観衆で埋め尽くされた釜山アシアード競技場に向かう。

     

    開催が決定した衣装展では、キム・レウォンとイ・ジョンソクの海軍軍服、チャウヌとイ・ミンギの潜水艦乗組員を展示。11月10日(金)から11月20日(月)の期間は、新宿バルト9ではキム・レウォンとチャウヌの衣装、Tジョイ梅田ではイ・ジョンソクとイ・ミンギの衣装をそれぞれ展示。11月24日(金)から12月7日(木)の期間は、東京・大阪の衣装を入れ替えて展示する。

    キム・レウォン衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    キム・レウォン衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    イジョンソク衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    イジョンソク衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    チャウヌ衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    チャウヌ衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    イ・ミンギ衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    イ・ミンギ衣装 (C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.

    また、初日から3週連続・数量限定で配布される来場者特典も発表。11月10日(金)からは、第1弾としてキム・レウォン、イ・ジョンソク、チョン・サンフン、パク・ビョンウン、チャウヌのオリジナルトレカがランダムで配布。11月17日(金)からは第2弾としてキム・レウォン、イ・ジョンソク、チョン・サンフン、パク・ビョンウン、チャウヌ、イ・ミンギの劇中シーンを切り取ったキャラクタービジュアルステッカーが配布される。そして、11月24日(金)からは、第3弾として表面に韓国版ポスタービジュアル、裏面に劇中秘蔵カットを使用したビジュアルカードが配布される。詳細は、映画公式サイトを確認しよう。




    『デシベル』は11月10日(金)新宿バルト9ほか全国公開。

     

    映画『デシベル』イ・ジョンソク


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ビョンホン(朝: 이 병헌、漢字:李 秉憲、1970年7月12日 - )は、韓国の俳優。身長177 cm、体重72 kg。BHエンターテインメント所属。 漢陽大学校仏語仏文学科卒(仏文学士)。中央大学校新聞放送学科大学院中退。本貫は全州李氏。実妹は、韓国で1996年度ミスコリア賞(グランプリ)…
    26キロバイト (2,927 語) - 2023年10月8日 (日) 07:53



    (出典 satorinoblog.com)


    この映画はイ・ビョンホンとパク・ソジュンの共演だけでも注目の価値があります。さらに、パニックスリラーというジャンルなので、本当に面白そうです!アカデミー賞韓国代表作品に選ばれたのも納得ですね。楽しみにしています!

     韓国俳優イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンらが出演する映画『コンクリート・ユートピア』が来年(2024年)1月5日より全国公開される。大災害により一瞬にして廃墟と化した首都ソウルで、唯一崩落しなかったマンションを舞台に、そこに集まった生存者たちの争いを描いたパニックスリラーだ。

     『隠された時間』で高評価を得た新鋭オム・テファ監督のもと、『非常宣言』『白頭山大噴火』などのディザスター大作にも出演したイ・ビョンホン、ドラマ『梨泰院クラス』や映画『ミッドナイト・ランナー』などで日本でも熱狂的な人気を誇るパク・ソジュンのほか、パク・ボヨンら韓国エンタメ界を代表する豪華キャストが集結。来年3月開催予定の「第96回アカデミー賞」国際長編映画賞の韓国代表作品にも選出されている。

     本日解禁となったビジュアルには、大災害のあと唯一残ったマンションを背景に、狂気を身にまとい、顔に傷を負いながらも何か覚悟を決めたような険しい目線をこちらに向けるイ・ビョンホン演じるヨンタクをはじめ、パク・ソジュン演じるミンソンとパク・ボヨン演じる妻・ミョンファの姿が映し出されている。

     ソウルで唯一残ったファングンアパートで住民代表に選ばれた冴えない男・ヨンタク。閉鎖的な環境で生存危機が続くなか、ヨンタクの支配力が強まったとき、予期せぬ争いが生じる。そこで明らかになるヨンタクの正体とは!?荒廃した世界で繰り広げられる鬼気迫る物語に期待が高まるビジュアルとなっている。

     本作の上映劇場およびメイジャー通販サイトで販売されるムビチケカートには、本国のビジュアルを使用した特製ポストカードが特典としてついてくる。エンタメプリントサイトで購入できる映画前売券付きブロマイドの発売も決定。抽選でキャストのサイン入りオリジナルチェキがあたる特典も付いた豪華版となっている。

    イ・ビョンホン×パク・ソジュン『コンクリート・ユートピア』2024年1月5日公開 (C)2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    シュリ』(朝: 쉬리)は、1999年の韓国のスパイアクション映画。 監督はカン・ジェギュ、出演はハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク、ソン・ガンホなど。 韓国に潜入した北朝鮮工作員と、韓国諜報部員との悲恋を描く。男と女の悲恋を美しく描く演出と、北朝鮮工作員と韓国諜報部員との壮絶なアクションシーンが高く評価された[要出典]。…
    13キロバイト (1,460 語) - 2023年10月17日 (火) 03:11



    (出典 korean-movie.com)


    「シュリ」は本当に素晴らしいスパイアクション映画でした。韓国の映画界の金字塔とも言える作品で、日本でも再びスクリーンで観られるのは嬉しいですね。

    2003年、「冬のソナタ」の大ヒットをきっかけに始まったとされている日本の韓流ブーム。その先駆けと言うべき映画『シュリ』(99)が、現在開催中の東京国際映画祭で23年ぶりに日本のスクリーンに蘇った。韓国における日本大衆文化開放25周年を記念して行われた今回の特別上映にはカン・ジェギュ監督も駆けつけ、トークイベントが行われた。


    『シュリ』が初めて日本で披露されたのは、奇しくも1999年に開催された東京国際映画祭。主演のハン・ソッキュが来日し、渋谷公会堂で舞台挨拶付き上映が行われ、翌年2000年1月22日に公開されると18億円の興行収入を叩き出す大ヒットとなった。“韓国映画の歴史はシュリ公開前と以降に分かれる”と伝説のように語り継がれるほど、韓国映画の歴史において今も欠かすことのできない一本となっている。

    ■複雑な南北関係を描いた『シュリ』制作秘話。北の人々との出会いに「新鮮な衝撃」

    物語の舞台は1998年9月のソウル。2002年ワールドッカップ開催に向けて、朝鮮半島では南北統一チームが結成されるなど、融和ムードが漂っていた。国民が沸き立つ中、韓国情報院の要員ジョンウォン(ハン・ソッキュ)とその相棒ジャンギル(ソン・ガンホ)は、北から韓国へ潜入しているスナイパーのイ・バンヒを追跡していたが、要人暗殺を繰り返しつつ足取りのつかめない彼女に手をこまねいていた。ジョンウォンが恋人ミョンヒョン(キム・ユンジン)との結婚を1か月後に控えたある日、韓国が開発した液体爆弾CTXが、北の精鋭工作員ムヨン(チェ・ミンシク)率いる特殊部隊に強奪される。ジョンウォンは、彼らの標的が南北のサッカー交流試合が開催されるスタジアムだと突き止めるが、思わぬ事態が待っていた。

    今回の上映は、2019年に監督の監修の元行われたデジタルリマスター版だ。鮮烈な描写と迫力のある音響に、思わず前のめりになってスクリーンをみつめた124分だった。カン・ジェギュ監督も「時間が経つのは本当に早いですよね。もう23年も経ち、今日こうしてスクリーンで拝見して昔のことをたくさん思い出しました。胸が熱くなるような気持ちです」と感慨深げだ。そして改めて、『シュリ』の製作秘話を語ってくれた。

    「(デビュー作の)『銀杏のベッド』(96)のシナリオを書いていたのが北京の大学の寄宿舎だったんですが、そこで北の留学生たちにお会いしたんです。私たちの国は分断国家なのでなかなか北の方々に会うという機会がなく、とても新鮮な衝撃でした。その経験で、私たちが住む南北分断の国家の中には、『シュリ』のように宝石のような、心が痛くなるような物語がたくさんあるのではないかと考えました。『銀杏のベッド』を制作している心の片隅にずっとそんな思いがあったので、次回作はぜひこのモチーフで撮りたいと思いました」。

    久々に鑑賞すると、『シュリ』はスケールの大きいスパイアクション映画でありながら、国家の分断によって引き裂かれた国民の怒りと悲しみがドラマの中に丁寧に盛り込まれている。その理由が、カン・ジェギュ監督の実体験にあったというのは納得の行くエピソードだ。

    ■「トレンディではない」「“反共映画”では?」関係者の懸念を見事に払拭し大ヒットした『シュリ』

    韓国での公開当時、『シュリ』はソウルだけで観客動員245万人(全国695万人)とう大記録を打ち立てた。しかし、制作をめぐっては否定的な見方もあった。そこには、南北関係にまつわる偏見がある。

    「シナリオを書いたときに出資者や制作を担当してくださっている方たちからは、“面白そう”という意見の一方、やはり南北問題を扱う映画の制作は大変ではないかという見方が大きかったです。韓国映画やドラマの現場にいる者の立場からすると当時としてはトレンディではないというか、北がモチーフの映画を撮って果たして興行的に成功するのかという疑念はありました。軍事政権の頃に同様のテーマで映画が撮られていたことがあったんですが、それらは“反共映画”(共産主義などを敵視する思想で作られた映画)だと言われていました。そんな先入観を皆さん持っていたので、“ちょっと古臭いのでは?どうせ反共映画だろう?”という否定的な意見も多かったです。ところが結果は全く正反対でした。それから撮影当時、映画にも登場する国家情報院の方たちに協力を求めたところ、立場がかなり上の階級にいらっしゃる幹部の方も非常に撮影に協力的だったのが意外でした」。

    ■ハン・ソッキュ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク…ビッグネームのキャスティング秘話

    本作には、ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、ソン・ガンホ、チェ・ミンシクと今や韓国映画界の顔と呼べる俳優が揃っている。カン・ジェギュ監督は、この豪華なキャスティングにまつわるエピソードを次のように語った。

    「ハン・ソッキュさんは当時すでに有名ではあったんですが、映画俳優として韓国を代表する俳優だという肩書きまではなかったですね。ただ今後ドラマや映画を通して大俳優に成長していくだろうと考えていましたし、誰からも異論はありませんでした。やはり『シュリ』のあと、本当に有名な大俳優になりましたね。

    また当時のソン・ガンホさんは、まだメインキャラクターを演じるほどのステータスにはありませんでした。でも私は『ナンバー・スリー No.3』(97)の演技を見て、リアリティに基づいた演技という概念を覆す、演技の限界を超えられる新鮮な俳優だと思いました。彼なりの独特のニュアンスやカラーを出してもらえるのではないかと考えて出演をオファーしました。

    一方チェ・ミンシクさんは、当時すでにテレビでもうたくさんの顔を見せてくれた俳優だったんです。演劇で培われた力でいろいろなキャラクターを演じられる、いろいろな顔を持つ実力派俳優だと確信していました」。

    そしてここで朗報が伝えられる。出資元だったサムソン映像事業団の廃業により、上映権の問題が解決できず長く鑑賞のチャンスが無かった『シュリ』が、権利関係がクリアしたことでとうとうスクリーンに帰ってくるのだ。本国での初公開から25年を記念する来年、韓国と日本で同時期に公開する計画を立てているという。司会の市山正三氏によれば、今日の特別上映について「一体どうやって許可を取ったんですか?」と興味津々な配給会社が何社もあったという。拍手で喜びを伝える観客に、カン・ジェギュ監督の顔もほころんでいた。

    取材・文/荒井 南


    国家情報院の要員ジュンウォンを演じたハン・ソッキュをさらにスターダムへ押し上げた『シュリ』/[c]Samsung Electronics Co., Ltd.


    (出典 news.nicovideo.jp)

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