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    タグ:韓国映画



    チョンウソン(朝: 정우성、漢字:鄭雨盛、1973年4月22日 - )は、韓国の俳優。アーティストカンパニー所属。 1994年、映画『クミホ(九尾狐)』のオーディションに合格し、俳優としてデビュー。 1996年、キム・ヘス、リュ・シウォンと共演した正月特別ドラマ『コムタン』が、ヒューストン国際映画祭金賞…
    11キロバイト (1,040 語) - 2023年8月3日 (木) 15:06



    (出典 ciatr.jp)


    予告編からは、チョン・ウソン監督の独特な映像美が存分に味わえるようです。韓国映画界に新たな才能が登場したのは間違いありません。ストーリーもハラハラドキドキの展開で、今から観るのが楽しみです!

     俳優チョン・ウソンの監督デビュー作となる韓国映画『ザ・ガーディアン/守護者』より、死闘を前にヒリつくキービジュアル&火力抜群の予告映像が解禁された。

     本作は、韓国映画界を牽引する俳優チョン・ウソンが監督デビューを飾るクライム・アクション大作。10年ぶりに出所して自分を追う過去から抜け出し、平凡に生きようとする1人の男スヒョクの死闘を描く。

     凶悪な殺人の罪で懲役10年を言い渡されたスヒョク(チョン・ウソン)が、出所の日を迎える。今も忘れられずにいる昔の恋人のもとを訪れたスヒョクは、自分との間に子供が生まれ、幼い女の子の父親になった事実を悟る。所属していた犯罪組織との縁を切り、家族のために平凡な日常を送ろうとするスヒョクだったが、ボスの反感を買い、組織が雇った成功率100%の殺し屋に元恋人を殺され、娘を人質に取られる。自分に残されたかけがえのない最愛の人を守るため、スヒョクは再び暴力と謀略の世界に身を投じていく―。

     チョン・ウソンは監督だけでなく、奪われた最愛の娘を取り返そうとするスヒョク役で主演を務め、深みのある演技とパワフルなアクションを披露。共演には最新作『非常宣言』での活躍も記憶に新しいキム・ナムギル、さらに『新しき世界』をはじめ強烈な印象を残すパク・ソンウンら同じく韓国映画界を代表する名優が集結し、作品をさらに盛り上げる。

     今回解禁される本ビジュアルでは、真剣な眼差しのスヒョクが硝煙の中で佇む姿が印象的だ。彼の表情からは大切な人を命に代えても守ろうという強い決心と、立ち向かわなければならない試練がいかに困難なものかが伝わってくる。かたわらには炎の中を突き進むスヒョクの愛車が添えられており、一体どんな激しいカースタントが繰り広げられるのか、ますます期待が高まる。

     あわせて解禁される予告編では、組織から離反しようとして反感を買ったスヒョクが命を狙われ、激しい追跡に遭うシーンが切り取られている。ネイルガンや散弾銃、手製の爆弾まで、ありとあらゆる凶器で追い詰められ、こんなにやられて大丈夫かと心配になるほどだが、スヒョクもやられてばかりではない。大勢を相手に無駄のない華麗な格闘で対処し、円を描くようなドリフト走行で組織員を引きずりまわしたりと、目を見張る大立ち回りを披露。実に手に汗握る予告編となっている。

     映画『ザ・ガーディアン/守護者』は、2024年1月26日より全国公開。

    映画『ザ・ガーディアン/守護者』キービジュアル (C)2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & STUDIO TAKE CO., LTD. All Rights Reserved.


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ジング(ハングル:여진구、1997年8月13日 - )は、韓国の元子役、俳優。ソウル特別市出身。身長177cm。O型。JANUSエンターテインメント所属。中央大学校演劇映画学科在学中。 2005年、8歳の時に映画『サッド・ムービー』に出演し、デビュー。以降は子役として、主に韓国の映画・ドラマの…
    29キロバイト (3,642 語) - 2023年11月7日 (火) 20:14



    (出典 news.kstyle.com)


    この映画の予告編を見たけど、ヨ・ジングさんとチョ・イヒョンさんの演技が本当に素晴らしいです!2つの時代を交差するシーンの切なさが伝わってきて、胸が締め付けられました。絶対に観に行きたいです。

    韓国エンタメ界を牽引する若手演技派のヨ・ジングと、注目の次世代俳優チョ・イヒョンのダブル主演映画『同感〜時が交差する初恋〜』(2024年2月9日公開)。本作より、エモーショナルな場面写真が一挙解禁された。


    1999年に生きる男子大学生ヨン(ジング)と、2022年に同じ大学に通う女子大生ムニ(イヒョン)。1台の古い無線機を通して偶然交信したことから2人の奇妙な交流が始まる。異なる時代を生きる2人は次第に心を通わせていくが、はたして時を超えた出会いはどのような結末を迎えるのか?初恋のピュアなときめきと甘酸っぱさが感じられる、奇跡のようなラブストーリーに仕上がっている。

    解禁された場面写真は、ヨンや、2022年にヨンと同じ大学に通っているムニらの場面写真。ヨンが2022年のムニからアドバイスを受けて、髪型やファッションをバッチリ決め込んだカットや、ヨンの親友ウンソン(ぺ・イニョク)とバスケをしながら恋愛相談にのってもらうシーン、そしてヨンの後輩のハンソル(キム・へユン)と懐かしい1990年代のプリクラを楽しんでいる様子が切り取られている。ほかにも1990年代を象徴するアイテム“公衆電話”で誰かと話すハンソル、ヨンとムニ、別の時代を生きている2人をつなぐ“無線機”にのっているヨンの愛するペット、亀の”モンマン”に語りかける様子も初公開された。

    一方2022年を生きるムニが幼馴染のヨンジ(ナ・イヌ)と2022年らしいSNS映えしそうなスイーツを食べようとするなか、ふと見つめ合っているかと思いきや、真剣な表情でムニをじーっと見つめているヨンジの姿、1999年と2022年のどちらの年代にも存在していた電話ボックスでなにかを探すムニの様子など、青春と友情、そして少し懐かしさや時代を感じさせるとてもエモーショナルな場面写真となっている。

    1999年に流行っていた、ハンソルが着ているようなオーバーサイズのスウェットやジャンパーなどのストリートコーデが2022年に再流行し、ムニが着用しているなど、ファッションアイテムといった切り口でも楽しめる本作。ぜひストーリーに散りばめられた細かな演出と世界観にも注目してみてほしい。

    文/山崎伸子


    韓国エンタメ界をけん引する若手演技派のヨ・ジングと、次世代俳優チョ・イヒョンのダブル主演映画『同感〜時が交差する初恋〜』/[c]2022 GOGOSTUDIO INC. ALL RIGHTS RESERVED


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    チョンウソン(朝: 정우성、漢字:鄭雨盛、1973年4月22日 - )は、韓国の俳優。アーティストカンパニー所属。 1994年、映画『クミホ(九尾狐)』のオーディションに合格し、俳優としてデビュー。 1996年、キム・ヘス、リュ・シウォンと共演した正月特別ドラマ『コムタン』が、ヒューストン国際映画祭金賞…
    11キロバイト (1,040 語) - 2023年8月3日 (木) 15:06



    (出典 ciatr.jp)


    チョン・ウソンの長編映画初監督&主演、楽しみにしています!キム・ナムギルとの共演も気になりますね。日本公開が楽しみです!

    韓国映画『보호자|(保護者)』が、『ザ・ガーディアン/守護者』の邦題で2024年1月26日(金)に日本で劇場公開されることが決定した。

    『ザ・ガーディアン/守護者』は、『アシュラ』『ハント』など多数の作品で知られる俳優チョン・ウソンの長編監督デビュー作。チョン・ウソンは監督のみならず、脚本も手掛けている。劇中で描かれるのは、10年ぶりに出所し、平凡に生きようとする男・スヒョクの死闘。チョン・ウソンがスヒョク役で主演しているほか、共演にはキム・ナムギル(『非常宣言』など)、パク・ソンウン(『新しき世界』、Netflix『ブラッドハウンド』など)らが名を連ねている。

     

    凶悪な殺人の罪で懲役10年を言い渡されたスヒョク(チョン・ウソン)が出所の日を迎える。今も忘れられずにいる昔の恋人の元を訪れたスヒョクは、自分との間に子供が生まれ、幼い女の子の父親になった事実を悟る。所属していた犯罪組織との縁を切り、家族のために平凡な日常を送ろうとするスヒョクだったが、ボスの反感を買い、組織が雇った成功率100%の殺し屋に元恋人を殺され、娘は人質に取られてしまうのであった。自分に残されたかけがえのない最愛の人を守るため、スヒョクは再び暴力と謀略の世界に身を投じていく。

    『ザ・ガーディアン/守護者』 (C)2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & STUDIO TAKE CO., LTD. All Rights Reserved.

    『ザ・ガーディアン/守護者』 (C)2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & STUDIO TAKE CO., LTD. All Rights Reserved.

    解禁されたティザービジュアルでは、チョン・ウソン演じるスヒョクと彼の愛車をフィーチャー。本作では、スヒョクら登場人物らのアクションのほか、迫力のカースタントも登場するとのこと。

    『ザ・ガーディアン/守護者』は2024年1月26日(金) 新宿バルト9 ほか 全国ロードショー。

    『ザ・ガーディアン/守護者』 チョン・ウソン


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    監修(第一部・第二部)・監督(第三部)・脚本 同志アナスタシア(2022年) - 監修(第一部)・監督(第二部)・脚本 ザ・ミソジニー(2022年) - 監督・脚本 オクス駅お化け(2023年) - 脚本 離婚・恐婚・連婚(1990年、日本テレビ) - 脚本、『水曜グランドロマン』の一編 おろし金に白い指(1991年、関西テレビ)…
    9キロバイト (886 語) - 2023年10月31日 (火) 05:18



    (出典 bezzy.jp)


    オクス駅お化けのプレミアム配信がスタートしたんですね!リングシリーズの高橋洋さんが脚本を手がけているということで、かなり期待が高まります。今から観るのが楽しみです!

    日韓合作ホラー『オクス駅お化け』のプレミアム配信がスタートした。

    本作は、『リング』シリーズの脚本や『呪怨』の監修を手がけ、監督として『ソドムの市』『霊的ボリシェビキ』などを製作したホラーの名手・高橋洋が、『貞子vs伽椰子』『不能犯』の脚本・監督、白石晃士らの協力を得て、足掛け9年を経て完成させた入魂のホラー作品。

    韓国ソウル中心部に実在する地下鉄オクス駅を舞台に、Webニュース閲覧数稼ぎのネタに人身事故の取材を進める女性記者が、想像を絶する怪異現象に見舞われてゆく。次々と犠牲者を出しながらも、彼女は恐るべき真実にたどり着く。変死した遺体に刻まれた爪痕の傷、謎の4桁の番号、児童養護施設、井戸……。それは、かつてそこで虐げられた者たちの憎悪と怨念が幾重にも折り重なった、重く巨大な呪いだった。

    映画『リング』が韓国で絶大な人気を誇ることから、本作の脚本家として高橋洋に白羽の矢が。当初は歴史と社会問題にも及ぶ複雑な構成のハードでダークなホラーだったが、肝要な骨格はそのままに、白石晃士とイ・ソヨンの参加によりシンプルかつストレートでエンターテインメント性の高い内容へとブラッシュアップされたという。

    出演は、『ウェディング』で子役デビューし『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』で大注目を浴びたキム・ボラ、バンドN.Flyingのドラマーで日本テレビ/Huluオリジナルドラマシリーズ『君と世界が終わる日に』で脚光を浴びたキム・ジェヒョンが出演する。

    なお、このプレミアム配信を機に新たに制作された日本語吹替版では、小松未可子、斉藤壮馬、浅野まゆみ、咲野俊介、葛原詩織、白石兼斗ほか実力派声優陣が競演している。


    <配信情報>
    『オクス駅お化け』

    プレミアム配信は2023年12月31日までの期間限定
    プレミアム配信はこちら:
    https://lnk.to/OKS_Sta

    監督:チョン・ヨンギ
    脚本:高橋洋 イ・ソヨン 白石晃士(脚本協力)
    出演:キム・ボラ キム・ジェヒョン シン・ソユル

    ■ストーリー
    駆け出しのウェブニュース記者のナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として、バズらせアクセス数を稼ぐため、地下鉄オクス駅での人身事故の記事を書くことに。取材を進めていくと、被害者以外に「線路に子供がいた」という奇妙な目撃談がでてくる。ある目撃者は、取り憑かれたように謎の数字を連呼するのだった。事件の真相を追ううちに、二人の周囲で次々とおぞましい怪死が起こり始める……。

    (C)2023, MYSTERY PICTURES & ZOA FILMS, ALL RIGHTS RESERVED

    『オクス駅お化け』


    (出典 news.nicovideo.jp)




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    大鐘賞(テジョンしょう、朝: 대종상)は、大韓民国の映画。創設は1962年で、青龍映画(朝鮮日報社主催)とともに権威ある映画とされ、「韓国のアカデミー」と称されることがある。現在は韓国映画人協会を中心にKBS(2010年までSBS)・中央日報社などが主催している。 韓国国内映画
    28キロバイト (452 語) - 2023年9月9日 (土) 16:26



    (出典 hello-eigalife.com)


    レッドカーペットの写真を見るだけでも、映画祭の華やかさが伝わってきます。参加された方は幸せなひとときを過ごせたことでしょう。これからも素晴らしい作品を期待しています!

    11月15日、第59回大鐘賞映画祭が、京畿道水原市内の京畿アートセンター大劇場で開催された。今年は、14部門で最多ノミネートされていたキム・ジウン監督作『蜘蛛の巣(原題)』、興行・批評ともに成功を収めたリュ・スンワン監督作『密輸(原題)』、日本での劇場公開も決定しているオム・テファ監督『コンクリート・ユートピア』(2024年1月5日公開)がそれぞれ11部門、アン・テジン監督『梟ーフクロウー』(2024年2月9日公開)が10部門で候補に上がるなど賞レースを争った。


    ■アン・ジェホン、ハン・ヒョジュらスターがレッドカーペットに登場!

    授賞式前の恒例イベントのレッドカーペットには、アン・ジェホン、ヨム・ジョンア、ハン・ヒョジュら今年の韓国映画とドラマを美しく飾った俳優陣が姿を見せた。

    『リバウンド(原題)』(23)の熱血コーチの姿も記憶に残るアン・ジェホン。怪演で視聴者を沸かせた「マスクガール」では、体重の増量と脱毛でかなり個性の強いビジュアルだったが、今回の晴れの舞台ではスーツでビシッと決めたスタイル。シリアスでもコメディでも演じ分ける、インディーズ映画界が生んだスターのオーラを振りまいていた。

    最近は黒の装いでクールさを演出するのがトレンドなようだ。キム・ソニョンは、首元のスカーフがアクセントなスタイル。シックなロングスカートで、マニッシュとフェミニンどちらの良さも感じられるのが印象的だ。クールなムードは、芯の強いアクトレスというイメージにぴったりだった。

    他方、キム・ソヒョンのフォーマルながらセンシュアルなキャミソールロングワンピースも素敵だった。スマートな容貌をさらに引き立て、凛とした雰囲気に心を奪われる。

    昨年は『別れる決心』(22)、今年は『密輸(原題)』と名匠のもとでひっきりなしに活躍したパク・ジョンミンも登場。カメレオン俳優と呼ばれ様々な力の入った演技で楽しませてくれる彼も、今日はハートポーズで茶目っ気たっぷりにおどけてみせる。

    そして忘れがたいルックが、ハン・ヒョジュのスタイルだった。。光沢のある素材にユニークなパターンデザインが彼女らしい清楚さを演出するが、大きく開いたバックスタイルにハッとさせられた。

    今年のハン・ヒョジュは、大ヒットドラマ「ムービング」で初めて母親役を演じ、『毒戦2』では暴力的なキャラを生き生きとこなした。予想外の姿を見せてくれるのは、作品の中だけではないようだった。

    ■数字に現れない作品の価値への眼差し。独自色へ変わりゆく大鐘賞

    2023年の大鐘賞映画祭で、作品賞や助演女優賞(キム・ソニョン)、主演男優賞(イ・ビョンホン)は『コンクリート・ユートピア』に軍配が上がった。ただ、席巻や総なめというよりも、様々な作品が賞を分け合う結果となった。

    11月24日(金)に開催される、“韓国のアカデミー賞”として権威を誇る青龍映画賞や、世界的な韓国ドラマブームも影響存在感を増している“韓国のゴールデングローブ賞”百想芸術大賞と比べて、近年の大鐘賞映画祭はシネマアワード特有の賑わいという観点ではやや寂しいというのは否めない。特に今年は、撮影のスケジュールの都合により、レッドカーペットはもちろん、作品賞や俳優部門といった重賞でも受賞者の欠席が相次いだ。本人による受賞コメント映像が用意されているものはいい方で、プレゼンターを担う大物俳優が受賞者を発表したものの、トロフィーを渡すこともないままそのまま降壇していく後ろ姿はやはり切ない。

    一方で、他の映画祭や映画賞の華やかさとはまた異なる存在意義がある。たとえばパク・フンジョン監督の新作『貴公子(原題)』はさほど目覚ましい結果を残したわけではないものの、主演を務め新人俳優賞に輝いたキム・ソンホの優雅な佇まいと見事なガンアクションには大いにしびれた。もちろん興行成績は重要だが、現代は大衆の好みが細分化しファンダムが熱烈に支える文化が根付きつつある。数字に現れない作品そのものの美点を正当に評価しようという態度が受賞結果に見てとれる。

    また、ドキュメンタリーを評価する部門がある映画賞は、韓国では大鐘賞のみだ。映画祭やアートフィルムという見方の強いドキュメンタリー映画を世間一般へ知らしめる姿勢には敬服するものがある。

    今回ドキュメンタリー部門大賞を受賞したのは、在日コリアンで日韓ともに根強いフォロワーのいる女性監督ヤン ヨンヒの『スープとイデオロギー』(21)だった。父亡き後、大阪・猪飼野でたった一人で暮らす母とのかけがえのない交流を綴った優しい映画でありながら、若き母が経験した済州4.3事件への怒りと鎮魂、在日というアイデンティティによる葛藤、南北分断への慟哭が盛り込まれた極めてポリティカルな傑作だ。キム・ユンソク、パク・チャヌク監督はじめ多くの韓国映画人たちから愛され、尊敬を集めている作品でもある。

    受賞のコメントとしてヤン監督は、「『ディア・ピョンヤン』(05)、『愛しきソナ』(09)、『スープとイデオロギー』と家族三部作になってしまいました。26年間、私の下手な撮影に対し被写体としてカメラの前に立ってくれた天国にいる両親、平壌にいる兄と姪へ感謝を伝えたいです。私が映画を作りたいと亡き父に初めて伝えたとき、“芸術とは自国で生まれたものだけができるとても贅沢なものだ。そんな妄想は捨てろ”と言われました。私は“でもアボジ、挑戦ぐらいはしてみるべきではないですか”と言い、そんなアボジを20年間以上追い続けました。今も挑戦中ですし、これからも挑戦し続けます」と、感慨深げに話した。

    実は、今回初めて地方都市の京畿道・水原市での開催だったことにも注目したい。仁川広域市と京畿道を拠点とする新聞社の京仁日報が地元で街頭インタビューをする様子を見ると、「映画祭があるのは大体ソウルや釜山だけなので光栄です」と歓迎の言葉を口にする市民がよく見られた。地元民だけではなく、中にはわざわざフィリピンからやってきた熱烈な韓国映画ファンの姿もあった。イベントが都市部に一極集中する問題は、日本も同様だ。映画をはじめとした、カルチャーにおける地域格差を解消しようとする試みには、意義深いものがあった。

    伝統のある大鐘賞だが、今年はOTTを含めた連続ドラマを評価するシリーズ賞を設けるなど、時流にあった動きも見せている。ピープルズアワードやニューウェイブといった演者への賞が、新人賞や各々の俳優賞に一本化されたのも、より質実かつ多様な作品を評価する方向へと舵を切っている様相だ。

    そうした質実さがよく現れていたのが、主演女優賞を独立映画『ビニールハウス(原題)』の主演キム・ソヒョンが獲得したことだ。

    介護職に従事しながらビニールハウスで息子を育てているムンジョンの切迫した物語だ。青少年犯罪、高齢化、性暴力といったシリアスな社会的イシューを取り扱い、希望も抱かせてくれる深い作品についてキム・ソヒョンは、受賞のステージで「自分の話のようで泣きながら台本を読んだ。この時代を生きている私たちは華やかに見えるがそうではない。この作品を通じて心が重くなった」と、作品が自分自身と社会に重い問いを投げかけていることを示唆し、撮影を振り返った。

    全体的にノミネート作品は同時期の青龍映画賞を意識しているものの、受賞結果はかなり大鐘賞のカラーを出そうと努力されたものだったことは好ましい。『コンクリート・ユートピア』で助演女優賞を獲得したキム・ソニョンが、会場にハッピーなオーラを振りまくように大いに喜びを露わにしていたのは、本心からだったに違いない。

    ■第59回大鐘賞映画賞 受賞結果

    大鐘が注目した視線賞 作品部門:『ドリームパレス』(カ・ソンムン監督)

    大鐘が注目した視線賞 監督部門:パク・ジェボム監督(『Mother Land(原題)』)

    大鐘が注目した視線賞 俳優部門:チョン・ソンファ(『英雄(原題)』)

    ドキュメンタリー賞:ヤン ヨンヒ監督『スープとイデオロギー』

    撮影賞:チェ・ヨンファン撮影監督(『密輸(原題)』)

    編集賞:キム・ソンミン編集監督(『梟ーフクロウー』)

    視覚効果賞:ウン・ジェヒョン監督(『コンクリート・ユートピア』)

    音響効果賞:キム・ソクウォン音響監督(『コンクリート・ユートピア』)

    衣装賞:ユン・ジョンヒ衣装監督(『キリング・ロマンス(原題)』)

    音楽賞:タルパラン(『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』)

    美術賞:チョ・ファソン美術監督(『コンクリート・ユートピア』)

    シリーズ作品賞:「ムービング」

    シリーズ監督賞:カン・ユンソン監督(「カジノ」)

    シリーズ男優賞:チェ・ミンシク(「カジノ」)

    シリーズ女優賞:ハン・ヒョジュ(「ムービング」)

    脚本賞:アン・テジン、ヒョン・ギュリ(『梟ーフクロウー』)

    新人監督賞:アン・テジン監督(『梟ーフクロウー』)

    新人男優賞:キム・ソンホ(『貴公子」)

    新人女優賞:キム・シウン(『あしたの少女』)

    助演男優賞:オ・ジョンセ(『蜘蛛の巣』)

    助演女優賞:キム・ソニョン(『コンクリート・ユートピア』)

    主演男優賞:イ・ビョンホン(「コンクリート・ユートピア」)

    主演女優賞:キム・ソヒョン(『ビニールハウス』)

    監督賞:リュ・スンワン監督(『密輸(原題)』)

    作品賞:『コンクリート・ユートピア』

    文/荒井 南


    韓国の3大映画賞の一つである第59回大鐘賞映画祭が開催!/[c]大鐘賞映画祭


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【『コンクリート・ユートピア』が輝かしい6冠達成!第59回大鐘賞映画祭の様子をレポート!】の続きを読む

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