|
韓国映画『セマンティックエラー・ザ・ムービー』より、同時上映の短編アニメの予告が解禁。併せて、吹き替え声優を務める榎木淳弥と増田俊樹が見どころなどを語るインタビューが到着した。
【動画】思わずドキッとさせられるセリフがサンウとジェヨンから飛び出す! 短編アニメ予告編
原作は、韓国電子書籍プラットフォームRIDIBOOKSで2018年BL小説大賞を受賞した『セマンティックエラー』(すばる舎)。韓国動画配信サービスWATCHAで実写オリジナルドラマが制作され、世界中のBLファンの間で熱狂を呼んだほか、短編アニメ、ウェブコミック、オーディオドラマが展開され、人気コンテンツへと成長した。
主人公は、秀才で変わり者な完璧主義者の大学3年生チュ・サンウと学校イチのカリスマで自由奔放なイケメン・モテ男のチャン・ジェヨン。最低最悪の出会いから、ぶつかり合って引かれ合い、お互いへの気持ちに気づいて恋が一気に走り出す。日本公開では前編・後編の2部作構成となり、短編アニメ版『セマンティックエラー』が同時上映される。
この短編アニメ版でも、映画本編の声優を務める榎木淳弥(ジェヨン役)と増田俊樹(サンウ役)が主人公の声を担当しているが、こちらはかなり大人な雰囲気。実写版と同じ小説を原作としながらも、サンウとジェヨンのピュアな恋模様を描く実写版とは打って変わって、短編アニメ版では思わずドキッとさせられるセリフがサンウとジェヨンから飛び出し、実写版とは異なる世界観が展開する、まさに“もうひとつの「セマンティックエラー」”ともいえる作品になっている。全4話のオムニバス形式で描かれ、前編では1話~3話、後編では4話が同時上映。
このたび、短編アニメより予告編が解禁。サンウが「チャン・ジェヨンは僕のことをもういじめない」と寂し気につぶやき、一方でジェヨンが「サンウ、話があるんだ」と迫るところから始まる。続いて、2人が図書館や居酒屋で過ごす姿や電話する姿のほか、ジェヨンがキス予告をしたりサンウのお腹をさする様子、身体を密着しあう姿など、本編では見ることができなかった大人な一面も垣間見ることができる。
アニメ版の予告と併せて、榎木淳弥と増田俊樹が、キャラクターとの共通点や見どころなどを語るインタビューも到着。
榎木は、短編アニメ版でもジェヨンを演じることについて「実写でも、アニメでも、やっぱり表情に合わせて演技したい」と意気込む。増田はサンウと共通するところがあるそうで「時計をよく見るところは僕と似ているなと思っていて。例えば、何分前にあそこについていれば確実に予定に間に合うなというようなことを逆算して考えたり。そうすれば相手に迷惑をかけないし、僕自身も嫌な気持ちにならなくていいなって」と明かし、さらにサンウの整理整頓をきっちりするところも似ていると話す。
本作の見どころについて、榎木は「真逆のふたりが混じりあっていくことが胸を打つと思います。ふたりともちょっと変わったところがあるけれど、そんな二人がどう近づいていくのかを注目して観ていただけたらと思います」とコメント。増田は「この作品はボーイズラブ作品であり、ものすごく純粋なボーイミーツボーイの作品になっています。また、さまざまな学生たちが登場する青春群像劇でもあります。人生において、大切な人と出会い、それによって気持ちが動いていく様子が繊細に描かれている作品だと思いますので、そのどこかに興味を持ってくださった方に、一度観ていただけると嬉しいです」と語っている。
映画『セマンティックエラー・ザ・ムービー 前編』は2024年1月12日より、『セマンティックエラー・ザ・ムービー 後編』は同年1月26日より全国公開。
榎木淳弥と増田俊樹のインタビューコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■榎木淳弥(チャン・ジェヨン役)
――オファーが来たときのお気持ちは。
海外でも人気の作品と聞いて、かかわることができてうれしいなと思いました。今回、僕が演じたのはジェヨンという役なのですが、普段、僕が演じることの多いタイプの役って小柄なサンウみたいな役の方が多いんです。なぜジェヨンに抜擢されたんだろうと、意外だったことが印象に残っています。
――普段はあまりやらないような役について、どのような役作りをしましたか?
自分のことを天才だと思っているキャラクターなので、そういう部分をどのように表現しようかと考えました。それと、やっぱり身体が大きいと声に厚みが出ますよね。僕が小柄なので、その厚みのある声を自分の体から出すというのが難しかったです。単に低い声というのでもなく、体から倍音のような声を響かせるということが難しかったです。
――ジェヨンに対して共感できる部分はありましたか。
好きな人をいじめちゃう感覚は小学生のときにはあったかもしれません。大人になってからは、そんなことをすると嫌われちゃうかもしれないのでやりませんが、昔の自分にはそういうところもあったかもしれません。そこがこのドラマの面白いところでもありますよね。
――今回、実写版だけでなく、アニメ版の声優もされています。アニメ版を演じるにあたってどのようなことを意識しましたか?
アニメ版の場合も、絵のキャラクターの雰囲気と合わせるように気を付けました。実写でも、アニメでも、やっぱり表情に合わせて演技したいなと思いました。
――本作の魅力について教えてください。
真逆のふたりが混じりあっていくことが胸を打つと思います。ふたりともちょっと変わったところがあるけれど、そんな二人がどう近づいていくのかを注目して観ていただけたらと思います。
■増田俊樹(チュ・サンウ役)
――本作への参加について。
これまでアニメーションやドラマCDなどでボーイズラブ作品に関わらせていただく機会はあったのですが、実写の吹き替えを担当させていただくのは今回が初めてでした。実写のボーイズラブ作品が増えていることは知っていましたが、僕自身は今回お話をいただいて初めて拝見したので、新鮮な気持ちで参加することができました。
――役作りに関しては、どのようにしていましたか?
台本を一話ずついただいていたので、回を重ねるごとに少しずつ人物像を掴んでいったイメージです。最初に台本を読んだときに、サンウはコミュニケーション能力が高いわけではないという印象を受けました。自分の思っていることをうまく伝えられない人だし、相手の思っていることを汲み取ることも苦手なのかなと思っていたのですが、収録現場では、サンウが誰かに対して感謝するときの気持ちをしっかり伝えてほしいというディレクションをいただきました。僕が最初に感じたサンウ像とは違う部分があるのだな、まだまだサンウというキャラクターについてわかっていない部分があるなと思い、現場でいただいたアドバイスをもとに少しずつ修正して演じていきました。
――サンウのキャラクターを教えて下さい。
あまり感情を必要としていない人なのかなと思っていました。感性としては淡々としているけど、努力をして技術を身につけた人なんだなと感じています。
――サンウに対して共感できる部分はありましたか。
サンウの行動原理はけっこう理解できます。特に、時計をよく見るところは僕と似ているなと思っていて。プライベートではあまり気にしないのですが、仕事のときは時計をよく見るんです。例えば、何分前にあそこについていれば確実に予定に間に合うなというようなことを逆算して考えたり。そうすれば相手に迷惑をかけないし、僕自身も嫌な気持ちにならなくていいなって。それ以外だと、サンウってものをきちっと並べていますよね。そういうところも似ています。
――本作の見どころを教えて下さい。
この作品はボーイズラブ作品であり、ものすごく純粋なボーイミーツボーイの作品になっています。また、さまざまな学生たちが登場する青春群像劇でもあります。人生において、大切な人と出会い、それによって気持ちが動いていく様子が繊細に描かれている作品だと思いますので、そのどこかに興味を持ってくださった方に、一度観ていただけると嬉しいです。
(出典 news.nicovideo.jp)
コメント
コメントする