BLACKPINK(ブラックピンク、韓: 블랙핑크、様式化: BLΛↃKPIИK)は、韓国の4人組ガールズグループ。略称は「ブルピン」。女性音楽グループとして世界最大のファンダムを有し、2020年米ブルームバーグ誌「世界で最も影響力のあるポップスター」に選ばれた。…
81キロバイト (5,783 語) - 2023年12月13日 (水) 11:35



(出典 www.nme.com)


BLACKPINKの再契約については、K-POP界の思惑が絡んでいるようですね。彼女たちは今や国際的な人気を誇り、その成功を確立することで、K-POP業界にとっての代表的な存在となっています。再契約することによって、彼女たちの活動に対する投資は大きなリターンをもたらすことでしょう。

 12月6日、韓国の芸能事務所であるYGエンターテインメント(以下YG)が、「BLACKPINKメンバーの全員とグループ専属契約を締結した」と明らかにした。今やK-POP界の“女帝”と呼ばれる、4人組アイドルグループ「BLACKPINK」の再契約がついに公式に発表されたのだ。

所属事務所の株価が25%もアップ

 YGとBLACKPINKが結んだ当初の契約は、今年8月に終了していた。それからなんと4ヵ月も今後の活動に関する発表が出ず、「解散」か「再契約」か、数多くの推測記事が出回っていた。そうした中で飛び出した今回のビッグニュースは、世界中のファンを歓喜させた。さらに、この発表によってYGの株価は25%も上がった。4人の少女たちが経済に大きな影響を与えているのだ。

 ただ、メンバーとの個人活動に対する再契約は未定のうえ、契約期間などに対する具体的な内容は知らされていない。再契約をめぐる話題はまだまだ続きそうだ。

 ある在韓メディアの芸能記者は、「BLACKPINKとの契約はYGを崖っぷちから救い出した」と語る。

「YGはかつて、SMエンターテインメント、JYPと並んで、K-POPの『御三家』と呼ばれたほどの存在感を持っていたが、最近はBLACKPINKを除いては世界的なアーティストがほとんどいない。

 YGが心血を注いで企画した新たなガールズグループ『BABYMONSTER』が先日デビューしたものの、思ったほどの反響がなく、株主の不安は募るばかりだった。YGとしては“世界最高のガールズグループ”という評価を受けているBLACKPINKを存続させることに会社の命運がかかっていただろう」

 韓国をはじめとする世界のBLINKたち(BLACKPINKのファンクラブの名称)は、「魔の7年」ジンクスを乗り越えるかについて気を揉んでいた。

「魔の7年」ジンクス

「魔の7年」とは、K-POPアーティストと所属事務所との契約期間が「最大7年」であるために生じるジンクスのこと。これまでに多くのK-POPグループが、活動7年目を節目にグループの解体やメンバーの脱退を余儀なくされてきた。

 2009年、韓国公正取引委員会では、事務所側がデビューを控えた新人を相手に劣悪な条件で長期契約を強要する「不公正契約」を防ぐため、契約期間が7年を超えないようにする「標準専属契約書」を用意した。

 もちろん7年というのも長い期間だが、会社からすると新人の育成にかかる投資金を回収するためには「少なくとも7年はかかる」と見たのだ。

 大型プロダクションの場合、練習生1人当り年間で1億ウォン以上の育成費用がかかると言われる。 練習生がデビューまでかかる期間は平均2~3年のため、もし5人組の新人グループを売り出すとすると、おおよそ10億~15億ウォンの育成費用が必要となる。

「アーティストVS事務所」契約をめぐる“法廷バトル”まで

 今年、ビルボードHOT100に25週間もチャートインし、世界的なヒット曲となった『Cupid』をリリースした4人組の新人ガールズグループ「FIFTY FIFTY」は、所属事務所を相手に専属契約破棄をめぐる法廷闘争を繰り広げ、世間の話題を集めた。

 訴訟の争点となったのは、「公正で透明な収益配分がなされたか」という点だったが、所属事務所はFIFTY FIFTYに対して、「2年余りの間に80億ウォン(約8.8億円)を投資した」ことを明らかにし、この裁判に勝った。その後、事務所側からメンバーの3人の契約を解除し、グループは事実上の解散。さらには事務所が脱退メンバー3人に対して140億ウォン(約14億円)の損害賠償請求訴訟を起こすなど、両者の関係は“泥沼化”している。

 莫大な初期投資費用がかかるだけに、新人の場合の契約条件はアーティスト側に絶対的に不利だ。業界では「7年契約に所定の契約金を支払い、活動に対する会社とアーティスト間の収益配分が概算で7:3の割合」が当然のように守られてきた。

 ただ、最近は大型プロダクションを中心に契約期間が短くなる傾向があり、所得配分も5:5まで上がるなど、アーティストに対する待遇が向上している。

 最初の契約では不利な位置にあったアーティストたちも人気が出れば状況は逆転し、再契約時にはアーティストが優位になる。契約期間は2~3年まで短縮され、莫大な契約金が支払われる。

再契約の背後にあるK-POP界の“思惑”

 所得配分においても同じで、極端な場合は、アーティストの取り分が9割という契約も少なくない。「人気アーティスト所属」という看板があるだけでも、株価や事務所のイメージアップに大きく役立つためだ。

 YGとBLACKPINKの再契約に対しても、業界では少なくとも個人当り数百億ウォン(数十億円)の契約金が必要だとし、「容易ではない」という意見が多かった。しかし、BLACKPINKはYGと今後も変わらぬ関係を続けることを選んだのだ。

「BLACKPINKの契約について、詳細はまだ何も知られていない。ただYGは今までBIGBANGやAKMUなどのアーティストたちと再契約を結ぶ時、5年の契約期間が最も多かったため、今回も5年程度の契約期間になるのではないかと推定される。契約金は、1人当たり数十億ウォンにはなると思われる」(前出・芸能記者)

 BIGBANGのG-DRAGONが2015年にYGと再契約当時に受け取った契約金は、20億ウォン(約2.2億円)だったとされ、BLACKPINKそれ以上の金額が見込まれる。

メンバーはそれぞれ別の事務所に所属する可能性も

 一方、YGはBLACKPINKグループの再契約を発表しながらも、メンバー個人との契約については特に言及しなかった。依然として「協議中」という立場だ。

 韓国メディアでは、「ロゼは契約完了、ジスは成功段階、ジェニーは説得中、リサは不可能」というシナリオが以前から出回っていた。

 リサの場合は母国のタイや中国などの海外エンターテインメント業界から数百億ウォン規模の契約金を提案されたという噂が絶えず、ジスとジェニーに至っては、個人プロダクションを設立して独立するという情報も伝えられた。

 BLACKPINKはグループだけでなく、メンバー各自の個人活動だけでも十分にグローバルスターとして確固たる地位を築いているため、YGに所属することにこだわる必要がないからだ。

音楽、ファッション、SNS…メンバー全員がランキング上位を独占

 ジェニー、ロゼ、リサ、ジスの順に発売されたソロアルバムは全てビルボードチャートに上がり、K-POPアーティストの中で唯一メンバー全員がソロ曲をビルボード入りした。

 また、メンバー全員がCHANEL、Diorなどのハイファッションブランドのグローバルアンバサダーとして活動するなど、ファッション・インフルエンサーとしても大きな影響力を発揮している。

 フランスにある有数のインフルエンサーマーケティングプラットフォームの「レフティ(LEFTY)」が発表した「今年のファッションインフルエンサートップ10」には、ジェニーが2位、リサが7位、ロゼが4位、ジスが5位と、全員がチャートインした。

「現代人の人気の尺度」と呼ばれるSNSフォロワー順位も、リサ、ジェニー、ジス、ロゼの順で韓国のインスタグラムユーザーのトップ4を独占している。

「自立した女性」としてのイメージが世界中の女の子たちを魅了

 大衆文化評論家である大邱大学のキム・ホンシク教授は、「BLACKPINKは堂々として主体的ながらも、誰もが共感しやすい音楽や歌詞、そしてそれぞれが確固たるファッションスタイルを見せているガールズグループ」と評価する。

 歌やパフォーマンスだけでなく、曲や舞台のプロデュース過程にも積極的に参加するなど、能動的に自分たちの音楽世界を構築していく「自立した女性」としてのイメージやファッションが世界中の女の子たちを魅了しているということだ。

 男性からみた「ファンタジー」のような女性像ではなく、女性の目線から女性を見つめる現象は、ここ数年間、韓流ドラマの重要なテーマとなっているが、K-POP界でこの流れを先導しているのがBLACKPINKだ。

 音楽とファッション、そしてライフスタイルまで、その一挙手一投足が世界中から注目を集めるBLACKPINK。彼女たちが、また新たな歴史を作り上げることを期待するばかりだ。

(金 敬哲)

(左から)ジェニー(27)、ロゼ(26)、ジス(28)、リサ(26)。「BLACKPINK」とは、最も綺麗な色と表現されるピンクを少し否定する意味で、“美しいものが全てではない”という意味が込められている ©getty


(出典 news.nicovideo.jp)