Killin9Hit(キリングヒット、1989年5月14日 - )は、韓国出身の元プロゲーマー、YouTuber、ストリーマーである。本名は박의종(パク・ウィジョン)[1]。ZETA DIVISION所属。主にライブ配信プラットフォームTwitchで配信活動している。 パーソナリティー 愛称は「KH(ケー・エイチ)さん」。…
6キロバイト (514 語) - 2023年8月25日 (金) 03:58



(出典 japaneseclass.jp)


Killin9Hitさんがみなさんに恩返ししたいという気持ちを持っていることに感動します。彼が韓国から日本への移住を決断したものの一つに、彼を応援してくれるファンの存在があったのではないでしょうか。彼の配信を通じて多くの人に笑顔や感動を届けることができれば、彼の思いが成就することでしょう。

 ライブ配信サービス『Twitch』は、近年のゲーム配信需要の高まりとともに、日本でも大きな成長を遂げてきた。9月21日から24日まで開催された『東京ゲームショウ2023』では、Twitchもブースを展開。さまざまなストリーマーがブースを訪れ、多くのファンがその様子を見守っていた。リアルサウンドテックでは、Twitchで人気を集める韓国出身のストリーマー・Killin9Hitにインタビュー。日本語で配信し始めたきっかけや日本移住を決めた理由、配信活動でのエピソードなどについて聞いた。(片村光博)


■SPYGEAとの偶然のマッチングが日本語配信のきっかけに

――いまでは日本語での配信が当たり前のKillin9Hitさんですが、韓国在住時に日本語配信を始めたきっかけを教えてください。

Killin9Hit(以下、KH):当時、韓国ですでに8年ぐらい配信していました。ある日、『Overwatch』というゲームの配信をしているときに、元チームメイトのSPYGEAさんと偶然マッチングしたんです。そのときにSPYGEAさんの配信を見に行ってみたら、日本の皆さんのコメントがめっちゃ温かくて。すごく感動して、「日本に行きたい」と思ったんです。

――SPYGEAさんの配信のコメントは、普段の韓国でのコメントとどう違ったのでしょうか。

KH:韓国では1人か2人で一気にコメントしたり、もうちょっと気を付けてコメントしてほしいと思うことがあったり、少しストレートすぎる言い方をする方が多かった印象です。ネット上だから、軽い気持ちでコメントしてしまうのかも。ただ、それはどの国でも同じですけどね。SPYGEAさんのTwitch配信では、ネット上のマナーの良さや温かさが印象的で、「早く日本で配信したいな」と。あのころは日本語も全然しゃべれなかったんですけど、それでも日本語で配信したいと思いました。

――とはいえ、日本語配信やその後の日本移住にあたっては、いろいろなハードルもあったと思います。

KH:韓国では、別の動画配信プラットフォームで同時接続が1500人くらいでした。そのなかで日本語配信に変えて、まずは活動の場をTwitchに変更して……ゼロからのスタートになりました。でも、日本のみなさんはコメント欄でもすごく温かくて、びっくりするほど優しくて、言語や環境の問題も、全然怖くなかったですね。

――日本に移住される前から、日本語を勉強する配信もやっていますよね。そのなかでの視聴者の方々とのやりとりは、やはり心に残りますか?

KH:すごく心に残っています。最近では『漢字でGo!』というゲームもやっていますが、めちゃめちゃ楽しくプレイしています。

――KHさんも視聴者の方々も楽しみながら、日本語の勉強にもなるんですね。

KH:30歳を過ぎてから、もっと心の中の話をしたいなと感じているんです。人の心はすごくセンシティブで、いまの自分の気持ちが具体的にどういうもので、みなさんに対してどんな気持ちを抱いているのか、そういうことを伝えたい。そのために日本語をもっともっと頑張って勉強したい。それがモチベーションですね。配信を見てくれるみなさんに恩返ししたい気持ちが強いです。

――そんな思いを伝えるための移住でもあったと思いますが、新型コロナのまん延など、タイミング的に難しいところもあったなか、決断の決め手となったことを教えてください。

KH:ファンの方から「日本で会いたい」と言ってくださったこと。これがターニングポイントでした。顔も国籍も違うし、好きなものも違う。なのに、みなさんが「会いたい」と言ってくださる。「これは行かないと」と思いました。

――実際の日本での生活をあらためて振り返ると、いかがですか?

KH:意外かもしれませんが、日本に住むことへの違和感はなかったんです。むしろ韓国で配信していたときは、あまり外に出ていなくて、配信も日本に向けてやっていましたから、韓国の方々との縁が薄くなっていました。日本に移住してみたら、「ここが真のホームグラウンドだ」と感じるようになりました。心が温かくなるし、協力してくれる方もたくさんいらっしゃるし、Twitchのモデレーターの方もすごく力になってくれる。心強いですね。

■印象に残っている『カトマス』 “兄貴”がつないだ日本での縁

――キャリア面での話になりますが、KHさんはプロ選手を経てストリーマーになりました。当時の経緯を教えてください。

KH:私は20代前半からずっと、1人だけの人生じゃなくて、現役のときは喜びも悲しみもファンの方々と共有して、引退してストリーマーになってからはファンの方々と一緒の時間を過ごしてきました。家族とのプライベートな時間も大事にしつつ、1人でなにかをするよりは、いろいろな方々に愛されながら、すてきな人生を過ごしたいなと思うんです。だから選手を辞めても、配信者になりたいという気持ちが強かったんです。

――周囲との関わり方について、選手時代と違うところはありますか?

KH:選手時代も、私がやっていたタイトルは複数人で協力するものでした。ほかの選手たちや監督さん、マネージャーさんたちと、どうすれば良い関係を築いて、良い成績を出せるか。そういうところでの悩みもたくさんありました。私にとって、配信はその延長線上のものだったんです。配信も個人でやるより、どこかのチームに所属して、チーム活動としてスポンサー様をアピールしたり。そうした考え方なので、現役時代とそんなに変わっていないなと思っていますし、転向したときにも問題は感じませんでした。

――現役時代から周囲への気遣いをしていたからこそ、スムーズに移行できたんですね。

KH:ただ、引退してちょっと楽になったところはありますね。プロ選手はストイックさが求められますし、自分に対して厳しくなって、周囲からも厳しく見られます。配信者としては人生を楽しく過ごしたいと思っていたからこそ、楽になったのかもしれません。楽しく過ごしている姿を見てほしいですからね。

――実際、KHさんはすごく“素”に近い姿で配信されている印象があります。

KH:本当に素の状態で、配信と普段で全然変わらないですよ(笑)。自分のほんとうの姿で配信できないと疲れそうですし、長く配信できないとも思っていましたから。

――KHさんといえば、兵役時代の話や「敬礼ポーズ」も鉄板ネタですが、日本の視聴者の反応はどう感じていますか?

KH:「こいつ、本当に兵役行ってきたのか」と驚くリアクションを見ていたら、おもしろくて(笑)。敬礼ポーズが生まれたときは、ちょうど『PUBG』などの軍服の出るゲームが多くて、そんなときに家の外で軍服を着た方を見たんです。そこから敬礼ポーズを始めました。最初の反応は「ドラマで見たことあるかも!」という感じでしたね。

――そうした部分を含めて、これまでの配信活動で印象に残っているエピソードなどはありますか?

KH:いまは韓国にいたときよりも、大物のストリーマーの方とご一緒することが増えていますね。加藤純一さんもそうですし、そういった方々と一緒にやった『Apex Legends』の『カトマス』というコンテンツはすごくおもしろかったですね。配信の同時接続数はすごかったと思います。

――Eurieceさんと一緒にプレイするようになったのも、『カトマス』ですよね。

KH:そうなんです。そして加藤さん、Eurieceさんと一緒にやれたのも、蛇足さんがCRカップに通訳として誘ってくださったことがきっかけなんです。蛇足さんには本当に感謝しています。それがきっかけですべてのつながりが生まれました。すてきな“兄貴”です。

――ここ最近の配信で印象に残っていることはありますか。

KH:最近はZETA DIVISIONの企画で参加している『リアルタルコフ』ですね。『Escape from Tarkov(以下、タルコフ)』をリアルでやる企画なんですが、Twitchの配信で見ながら話すのも楽しくて、ずっとやっていました。

――兵役経験のあるKHさんから見て、リアル志向の『タルコフ』はいかがですか。

KH:『タルコフ』はすべての行動に「スタミナ」があるんです。回復するためには、どこかで止まらないといけないんですけど、匍匐(ほふく)前進するとなぜかスタミナが回復するんです。あれをリアルでやると、キツすぎて全然回復なんてできない。あれだけはおかしいです(笑)。でも、神ゲーですよ。楽しいです。

――では、いま気になる日本の配信者はいらっしゃいますか?

KH:関優太さんですね。日本に来てから、すごく力になってくれました。もともとDeToNator 4BRとしてやっていたメンバー(関優太、SHAKA、SPYGEA、YamatoN)にはお世話になりましたし、「仲間っていいな」と思いました。彼らの今後の活動も応援したいですし、ずっと気になる人たちです。

――Twitchで配信活動をするなかで、お気に入りの機能を教えてください。

KH:「チャンネルポイント予想」ですね。配信が盛り上がります。『タルコフ』なら、そのマッチで生還できるか、何キルするか……。視聴者の方からも予想の内容を提案できますし、それを私が選んで採用する、その過程がもう1つのコミュニケーションになる。それが楽しみですね。

――逆に、「こんな機能があったらいいな」というものはありますか?

KH:アーカイブを見たときに「ここが一番盛り上がった」というのが分かりやすいといいですね。いち配信者として、せっかく配信したものがアーカイブで残っている以上、もっとスポットライトが当たってほしい。特に長時間の配信の場合、盛り上がったポイント、楽しめるポイントが分かるといいですよね。

――最後に、今後の配信活動での目標を教えてください。

KH:好きなゲームタイトルをこれまでどおり、楽しんでプレイする姿を見せたいです。あとはオフラインでのアウトドアにも興味がありますし、これからが楽しみですね。

(取材・文=片村光博/写真=三沢光汰)

ZETA DIVISION・Killin9Hit


(出典 news.nicovideo.jp)